ボドゲ時々コスメ

ボドゲ関連レポとか

MUCについて好き放題語ってみる

こんばんは。雑談が増えてきましたね。許せ。

GW初日から深い傷を負ったので共有させてください。

 

序盤からはっきり言うと、今回は「MCU作品への愛が膨れ上がってとりあえず語りたい」という気持ちと「ブログのネタがなくなってきたので一回分ぐらい好きなこと語って誤魔化したい」という卑怯な心で構成されています。
語れる友達はいるんですが、すぐに色々なことを思い出して泣くから思ったように語れなくて……なので一度ブログにしたためようと思います。
今度語る会をするんですけどね。タオル必須ですよ。後泣いても崩れにくいメイクね。お店どこにしよう。


なお「エンドゲーム」のネタバレが入る部分はきちんと予告するので、観てない方はそこから読まないでね。
後基本的に観てる前提で話してます。用語の説明もないので優しくないです。語りたいだけ語ってる。

 

私とMCU作品との出会いは、「アベンジャーズ1」(副題がないので分かりやすく数字を振ります)のDVDがレンタル開始された時でした。
当時某レンタルショップで働いてたんですが、今まで興味がなかったのにドカドカっと入荷されたのを見て「面白いのかな、観てみるか」と思ったのが始まり。
事前情報を知りたいと調べたらいくつかのシリーズもので、色々な作品のキャラが出るとのこと。
つまり最初から観ないといけないのでは? と順番を誤るとやる気をなくすタイプなので、「アベンジャーズ1」を観る前に「アイアンマン」から手を付けました。
今思うとこの時「アイアンマン」から観始めた自分GJって褒めたいです。英断だった。順番って大事。

 

個人的な好みになるんですが、クロスオーバーもの大好きなんですよ。ウン十年ヲタクしてるものだから好きな作品同士を脳内でクロスオーバーさせるのが大好きで、次作を示唆するシーンとか大好物なんです。ワクワクしません? そういうの。
だからミッドクレジットシーンでフューリーが出てきてアベンジャーズ結成発言したり、トニーがバナー博士の所に行ったり、ソーのハンマーが発見された場所にコールソンが現れたり……。
こういうシーンが大好物なのです。
そういう「次作を示唆する」シーンがあることを踏まえると、やっぱり観る順番って大事だと思うんですよね。

 

まぁ私の場合、最初は「アイアンマン」→「キャプテン・アメリカ」→「マイティ・ソー」→「アベンジャーズ1」って順番で観たんですけど。順番確認したんじゃないんかい。
でも「アイアンマン」の時点で勝手にイメージしていた話と全然違う話でワクワクさせられ、気付いたら「キャプテン・アメリカ」でキャップに落ちてドハマりしたので、罪深い作品だと思います。
クリス・エヴァンスの顔から中村悠一の声が出てくるのは卑怯。好き。

 

以降観返す時は大体公開順で観ています。基本的には吹き替え派です。
どうしても吹き替えが上映してなくて字幕を観る時もありますが、集中できない時があるので(聞き取れた台詞を頭の中で翻訳しようとするから)吹き替えを探すようにしてます。
声優だって豪華だし! みんなぴったりで最高だと思うんですよね。

 

吹き替えの話をすると、「アベンジャーズ1」の時のナターシャ、クリント、フューリーはひどいってよく聞くじゃないですか。
まぁ確かに米倉涼子さんは……棒読み感が強かった……でも回数重ねていく毎にどんどん上手になるのがよく分かるので、私は嫌いじゃないです。
でも天海祐希さんは……女優さんとしては好きなんだけどなぁという気持ち。
俳優さん・芸人さんの吹き替えで上手だなぁと思うのはロケット役の加藤浩次さんですかね。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー1」の時から違和感なく聴けて私は好きです。
いやみんな好きですけどね。もうトニーはcv.藤原啓治さんじゃないと無理。好き。

 

話を戻して。
アベンジャーズ1」を観た後って実は、あんまり記憶がないんです。
上記三作品観て「アベンジャーズ1」観て、どうやら満足したみたいで。「アイアンマン2」を借りて、更に「アイアンマン3」を映画館で観た後は間ががっつり空きます。
ヲタクとして忙しかった、気がする。確か。映画を観てる暇がなかったのかも?
そんなこともあり、映画館で観たのは「アイアンマン3」と、そこから間が空いて「マイティ・ソー バトルロイヤル」(副題の和訳超ダサくないです? 普通にラグナログにしてほしかった)から「ブラックパンサー」と、この時期に公開したもの全てです。
残りは動画配信とかで全部観ました。「インクレディブル・ハルク」含めてですよ!!
最近はAmazon Primeを始めHuluとかで配信してくれるので大変楽です。配信期間はずっと観てます。
DVD買っても良いけど普段iPadで観てるので悩みますね。

 

もし、ここでシリーズが気になってる方が居たら、居たらの話です。
友達とかに「どういう順番で観たら良いの?」とか「全部観ないといけないの?」とか訊かれるので、はっきりと言います。

 

公開順に全部観ろ。

 

ググれば順番なんていくらでも出てくる。ここで明記しても良いが腐るほどあるし長くなるから今回は止めておく。とにかく全部観るんだ。
MCUシリーズは「エンドゲーム」含め全22作品。確かに多い。「キャプテンマーベル」はこの前上映終了したばかりでデジタル配信すらもまだ。軽く見積もっても合計44時間以上。全部観るのが辛いのは分かる。
でも私は今までMCU作品に触れたことのない人達が羨ましい。可能なら記憶をなくして全て最初から観たいと思っているから。
アクションが好き。クロスオーバーものが好き。そういう人には絶対に合う。
個人的にはヒロイン達も戦うのが最高に素晴らしいので、そういうのが好きな人にもおすすめしたい。
いやほんと最高だから。全人類全部観て。

 

MCU作品ではないんですが「ヴェノム」含めて言えることとして、マーベル作品って「キャラをどん底に落としてそこから這い上がらせる」のが好きだし表現が上手だなと思うんですよ。
「アイアンマン」がまさにそういう始まり方をしますし、去年公開した「ヴェノム」もそう。
話の序盤を私の言葉でざっと言うと、「アイアンマン」は武器商人として名を馳せていたがためにテロリストに襲撃され、トニーは胸に刺さった破片を引き留めるために電磁石を取り付けられ、穴倉でミサイルを作らされる羽目になる。(作ったのはミサイルではなく、アイアンマンプロトタイプになるロボットだったのだが)
そして「ヴェノム」は仕事も恋人も順調なエディが、恋人のメールから機密情報を抜き出し仕事に繋げようとするも、敵のライフ財団から根回しされ仕事も恋人も失ってしまう。
どちらも順風満帆な生活から一転、ある日を境目にどん底に落ちてしまい、そこから這い上がっていく(それこそリベンジとかアベンジとかって言葉が似合う)ストーリー。
まぁ「マイティ・ソー」も時期王として順風満帆だったソーが義弟のロキに唆され失態を犯し、父親に神としての権利をはく奪されて地球に落とされちゃうという入り方なので同じなんですが、マーベルという括りで言うとヒーロー達って殆どがどん底から始まってるんですよね。
キャプテン・アメリカ」も軍人になりたいのになれなくてもがいていたら拾われて、でも軍人ではなく見世物にされてしまい……みたいな感じなんですけど。
でも何だろう、キャップって最初どん底感が薄いと思うんですよ。唯一どん底にいるって思ったのは親友のバッキーを失った所な気がして。
なのでわざと分かりやすい「ヴェノム」を出しました。
どの作品のヒーローも大体どん底から始まっているので、是非観て実感してほしいです。


で、何で「ヴェノム」かって話なんですが、吹き替えが最高だったんですよ。
諏訪部順一さんがすごく好きで、ほほうとうとう諏訪部さんもマーベル作品の吹き替えに参加かぁとわくわくしながら観に行ったんです。そしたら序盤の幸せそうな声がなんか、怖くて……普段こんな声出さないじゃん、この後何が起こるんだって震えたぐらい。
そうしたら案の定どん底に落ちるじゃないですか。さっきまで気持ち悪いぐらい幸せそうな声だったのに、突然エロくなるんですよ。どん底に落ちて暗くなってエロくなるってすごくないです? 流石としか言えないですよ。あの艶っぽさ最高。
その艶っぽさがどん底を描く一部になっていて、最高の演出だったんです。
なのでMCUとは関係ないんですが是非「ヴェノム」も観てください。アクションというか、バイクのシーンとか最高です。
リベンジとかアベンジといった暗い雰囲気が好きな人は「ヴェノム」が一番合うかもしれない。

 

「エンドゲーム」を語る前に、前作「インフィニティー・ウォー」の話を軽くしますね。
初回観た時は十回ぐらい泣きました。計三回観たかな? 一回は応援上映でした。
それまでの作品のヒーロー達がわっと出る作品。残念ながら全員が一つの場所に出揃いはしませんでしたが、最終的に二カ所に集まって強敵サノスと戦う訳です。
もうキャラがいなくなる度にわんわん泣いて頭の中で絶叫していた気がします。あんなに泣くんかって思った。それまでどの作品観ても泣かなかったのに。
勿論可愛いシーンはありましたね。「俺はグルート」のいつもの台詞に真面目に「僕はスティーブ・ロジャーズ」って返しちゃうキャップとか。可愛いの権化か。
「インフィニティー・ウォー」は前作「エイジ・オブ・ウルトロン」よりもクロスオーバーみを増やし、まさに「大集合させました」感が強い。「キャプテン・アメリカ シビル・ウォー」が「アベンジャーズ2.5」と呼ばれているが、その理由はそれまでのヒーローを集めたことが一つ挙げられるから。
話の内容的に「インフィニティー・ウォー」へ繋がってるというのもあるんですけどね。
人気で濃いヒーロー達を一つの場へと集合させる。ギャラ的にも話の内容的にも大変だったと思う。でもそれを綺麗にまとめたなぁと今なら思ってしまう。
2時間半という長丁場な映画でかつ絶望感しかない内容だったが最高だった。MUC作品に必要な「どん底に落とす」をあの一本で丸々表現しきったと。
代わりにハンカチがびしょびしょになったけどな!!!

 

ということで、11年分の集大成の「エンドゲーム」ですよ。
https://m.youtube.com/watch?v=KunCDzXlXLI

 

今まで本当にざっくり語りましたね。好き放題語ってきたのでこの先も好き放題言ってます。そしてネタバレ含むので観てない方はスクロールしないこと。
まだ一回しか観に行ってないので少し曖昧な所もあるかも。
合言葉は――「3000回」で。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


いや私、犠牲なく綺麗に終わるんだと思ってたんですよ。
前回が余りにも絶望で終わって、「アントマン&ワスプ」や「キャプテンマーベル」で希望をちらつかせてきたから、きっと「エンドゲーム」も希望の映画だって。そうあって欲しいと願っていたんです。
でもそんなうまい話なんてない訳で。犠牲はないと終わらなかった。
確かにヒーロー達は今まで犠牲にならなかった(ピエトロは犠牲になっている)けど、誰一人死なずに勝てた訳じゃないんですよね。
だって「アベンジ」だもん。復讐する場面がくる=犠牲が出ているってことだもんね。
それを考えたら最小の犠牲だったのかもしれない。悲しみを乗り越えないといけないのかもしれない。
それでもさぁ……思い出すとすぐ泣くんですが、隣に戻ってきた相棒と楽しい旅だと笑顔で過ごしていたのに、スパイ映画並みのアクションで喧嘩した挙句犠牲になって崖から落ちたり、やっとペッパーと子供を作ってあんなに可愛いモーガンを置いて逝くだなんて、悲しすぎるよ。
五年の間に宝物を増やしたのに、人類の平和のために手放すなんて。バナーは良いの? 私達も置いていかないで欲しい。まだ気持ちの整理が付かないよ。
私達だってみんなのこと3000回愛してるよ。

 

悲しいこと語ると思い出して泣くので、好きなシーンの話しますね。
とにかくネビュラですよ。彼女が今作で一番成長したんじゃないかなって思います。
MCU作品は伏線張るのも回収するのも上手だなって思うんですが、数年前はガモーラに差し出された手を払ってたのに、八年後? のネビュラは和解してガモーラの手を取るんですよ。
ずっとツンツンしてて誰も近寄るなフシャー! みたいな猫だったのに大人になったなぁ、と泣きました。
序盤でトニーと遊んでいる時から成長を感じていましたが、ネビュラってガモーラが絡まなければ案外穏やかなんですよね。でもガモーラとずっと比較されて見下され、ガモーラからも格下扱いされて。ガモーラはサノスに下克上狙ってたから形だけだったと思うけど、そんなことネビュラには分からないよね。分かる。
大人になったネビュラがみんなに穏やかで優しい気持ちで接したり、仲間を失ったロケットと手を取り合ったりするシーンはもう、ズキューンですよね。
ガモーラに対する気持ちとか、もう百合のソレじゃないですか。憧憬と劣等感がぐちゃぐちゃにして拗らせたやつ。私はそういうのに詳しいんだ。百合として見てないけど百合好きな人には最高だと思った。
ガーディアンズの、アベンジャーズの一員になってくれてありがとう。

 

それからアントマン。スコットどうやって戻って来るんだろうと思ってたので、あの偶然はスコットらしいなって笑ってしまった。
偶然ネットニュースで「スコットは五年後~~~」という言葉を目にして「えっ五年後!!!??」と衝撃を受け、それ以降ネタバレは絶対に入れないようにしました。でも五年後にスコットが、と知っても(PVで「アントマン&ワスプ」のラストから戻って来ることは分かっていた)あの展開はあんまり予想できなかった、気がする。
でもネタバレを入れないで観たかったな……くそー。
スコットがいるだけであんなに暗かったアベンジャーズが明るくなるって天才的ですね。ピーターとはまた違うキャラだし。
タイム泥棒ってネーミングとか最高だよね。スコットらしい。
キャシーも五年であんなに大きくなって……美人さんだ……。
それから戻ってきたワスプというかホープと共闘したり、キャシーと三人で過ごすシーンは最高でしたね。アントマン3待ってます。

 

MCU作品っていつもPVで本編にない映像を流すんですが、今回もまぁ騙しが多かったですね。
五年という月日が経っていることを隠すためにナターシャの髪を伸びる前のものにしたり、ソーとハルクを絶対に映さないようにしたり、盾が壊れた所を映さなかったり。
また引っ掛けがあると思ってたけど今回も多すぎ。でもそういう所好き。

 

えぇとそれから、そうそうエンシェント・ワンが出た所。
ツイッターで「ポスターの右下隅に魔法陣あるからエンシェント・ワンが出るのでは?」という噂が流れていて、あーどうかなもしタイムスリップするならありそうと思ったんですが、本当に出てましたね。
メインストーリーのサイドストーリーとか好きなんですよね。だから「アベンジャーズ1」の時に吹っ飛んできた瓦礫をエンシェント・ワンが対処してたとか最高だなって。こんな所でも共闘してるんか! と。
未来が見えてるからストレンジのことも知ってるし信頼してるし、ハルクの説得もさらりと受け入れるし。いやーエンシェント・ワンが良いキャラしてた。あの短いシーンでもエンシェント・ワンらしさが出てて好き。
師匠と弟子の関係は短かったけど未来が見えてるからこそエンシェント・ワンが信頼してたって最高に良いですよね。自分がどういう未来を迎えるかも知ってるのに。強い女性好き。
観てた時は「なんでストレンジがアベンジャーズ1から五年後にならないと来ないって分かってるんだ?」とかぼんやりしたこと思ってたんですが(嬉しくて泣いてたから)上映後によく考えたらタイムストーンあるもんな、とすとんと理解できました。泣くと理性吹っ飛ぶね。

 

後はソーとお母さんが会話するシーン。ダークワールドでは奇襲を受ける形で亡くなってしまうので、ソーはきっと心残りだったのだと思う。でもあんな形でもPTSD気味だったソーを励ましてくれて、本当に感謝している。どんな目線だ。
ムジョルニアを持って行ってしまう(返しに行くのか? とは思ったけど)のも黙認しちゃうのは息子が可愛いのか信頼しているのか。
どちらにせよ母は偉大ということがよく分かる。

 

後はもう、残り三十分ですよね。
ハルクが決死の思いで指パッチンして、さぁどうなる!? からのサノス襲来。本部は崩壊、何人も下敷きに。まぁでもアントマンが助けてくれるね、大丈夫! というよく分からない安心感がありました。
トニー、キャップ、ソーの前に現れるサノス。船の中ではガモーラとネビュラが和解。ソーはムキムキのイケメンからだるんだるんのデブになっている。でも腐っても神様、髭の三つ編み似合ってましたね。あのだるんだるんはCGなのかしら。
場面がいくつも切り替わる。ストーンがなくても圧倒的強さを持つサノス。敵に襲われるクリント。ネビュラが過去の自分にケリを付け、ストーンは大丈夫そう。でもサノスは倒せない――からのですよ!! 「エイジ・オブ・ウルトロン」の伏線をここで回収してくるんですよ!!! ムジョルニアを振るうキャップは本当に格好良かった。小さいハンマー可愛いね。
でもやっぱり危機に立たされる。サノスの部下達がやってきた。アベンジャーズ側はキャップ一人だけが立つのみ。もう無理なのか、やだやだ負けないで。泣きながらそう思っていた時。

 

このタイミングだ。私は絶妙なタイミングが好きなのだ。

 

MCUは危機からの逆転を上手に描く。こっちが「やめてー! 誰か助けてー!」って叫びそうな瞬間にヒーローを登場させる。ここからが復讐だと言わんばかりに。
分かりやすく言うならアンパンマン方式だろう。アンパンマンも助けて! と叫べば助けに来てくれる。顔が濡れて力が出なくなると、ジャムおじさんが新しい顔を焼いてくれて、バタ子さんが取っ替えてくれる。つまりアンパンマンも一度どん底に落ちてるということか!?
アンパンマンは分かりやすく助けてくれるから例として出しました。終わり。

 

まぁつまりMCU作品は、演出が上手ということ。何度目の確認だ。
私はあの瞬間が一番好きだ。消えてしまったヒーローも、残ったヒーローも。待ってましたとばかりに戦闘準備。この展開を知るのはストレンジのみ。
そしてキャップの「アベンジャーズ――アッセンブル」だ。
最高のクロスオーバー作品だと思う。誰もが待ち望んでいた。できることなら「インフィニティー・ウォー」で観たかったけれど。そしてここにナターシャやヴィジョンがいないのは、とても悲しい。
全員欠けることなく揃ってほしかった。そして復讐して、勝利を収めてほしかった。
でもこれは私個人の希望であり、不満ではない。こうだったら良いのにと想像するだけ。映画の内容には納得している。
悲しくて、まだ受け入れられないだけだ。最強のチームが欠けてしまったことに。

 

空から襲撃された時。ここでも駄目なのかと絶望した。何で来てくれないんだ! と。マーベルが、キャロルが来てくれない訳がないのに。
恐らくこれからのアベンジャーズを引っ張ってくれるスパイダーマンブラックパンサー、そしてキャプテンマーベルのグローブリレーは素晴らしかった。
女性ヒーロー達が立ち並び、敵を倒していく。最高に女性が輝いた瞬間だ。

 

なんてかっこいいんだろう。ヒーローはこんなにも輝くのか。
これが完成されたヒーロー映画なんだと。

 

ラストの描かれ方には賛否両論あるのか、いや私が見ただけだからかもしれないけど。
キャップファンだが、キャップが自分本位の道を選んだことは喜ばしいと思った。
キャプテン・アメリカ」を観れば分かるが、眠りから覚めて70年後、フューリーに「ダンスの約束が……」と漏らして映画は終わりを迎えた。彼は70年眠っていた事実を受け止められず、それと共に約束をすっぽかしてしまったことを後悔しているのだ。
いや普通自分は死んだと思うからダンスとかって単語出ないと思うんだよね??? もっと言うことなかったのか???
それから年老いたペギーと再会し、更に葬式を見届ける。彼の記憶にある美しいエージェント・カーターは目の前にいない。目覚めるのが遅かった。遅すぎた。

 

そんな彼がやっと、大きな役目を果たした所で、ふと「自分本位になっても良いんじゃないか」と思ってしまう。きっかけは四次元キューブを取りに行った時。小さなきっかけだった。そして大きなきっかけはトニーだろう。
トニーのあの時の言葉がなければ、キャップは、スティーブはペギーと共に過ごしたいと思わなかったと思う。
曲がったことができないスティーブだ。過去を変えてはいけないと言われたら絶対に自分もしないし、仲間にもさせない。でもやっと、全てを終えたと思ったからこそ、初めて、70年以上生きて初めて、自分本位になったのだ。

 

ある意味でこれは成長だ。彼の成長の物語だった。

 

他人の為にしか生きられなかったスティーブが、自分の為に生きた。幸せになりたいと初めて願ったのだから、聞き入れてほしい。
ラストのシーンは「ペギーとの約束守れて良かったね」と思いながらギャン泣きしてた。九回目の涙だった。
因みに十回目はエンドロールの、クリス・エヴァンスのサインが出た辺りだよ!!!

 

何でこんなクソ長い文章を書いてるんだ。カウントしたら一万字近いんですけど。何してるんですかね。そろそろ賢者タイム入りそう。
もっと語りたいけど言いたいことは大体言えたのでそろそろ終わろうと思います。
スパイダーマン ファーフロムホーム」のPV観ましたが、ピーターがトニーの死を乗り越え……たと思ったら意地悪な継父(フューリー)がトラブルに巻き込もうとしてきてさぁ大変! って感じで可愛いですね。ハッピーも可愛い。
鉄の意志を継ぐって言葉だけで大泣きできるんですけど。

 

今更どんだけ涙腺弱いかって話をすると、今のポスターが発表された時にポスターの画像見ただけで泣き、その後のPVでギャン泣きしました。
どっからこんなに涙腺弱くなったんだろう。もう何見ても泣ける。

 

これで10年間が一度完結しようとしてる訳だけど、別に終わらないし続きもあるんだし、とりあえず七月ぐらいまでスパイダーマンを楽しみに生きていれば良いんだよね! 任せろどうにか生き延びるから!世界最速上映ありがとう!
大好きな作品が一度完結を迎えたり、死んでしまったキャラがいるけれど、屍を乗り越えていくしかない。
一つ言えるのは、私は計22作品、いやそれ以降の作品含めて3000回愛しているということです。

 

投稿したこの日に、これから応援上映に行ってきます。

応援上映はみんなと同じ時間を共有してる感が強くて好きです。楽しみです。

 

したためながら泣きすぎて色々ぐちゃぐちゃなので終わりにします。では次回。